無個性モブキャラ脱却記

何の特徴もないモブキャラがいろいろ挑戦してみる。

やっぱり笑顔は可愛いんだと思う。

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とにかく笑うことを心掛ける。

最近、できるだけ笑うようにしている。

楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだと言われているが、それは確かにあると思う。実際に、自分が話し掛けたいと思ったり好きだなぁと感じたりするのは、いつも笑っている人だったりするし。笑う門には福来るというように、笑顔の方が人生うまくいくような気がするのも確かだ。

それともうひとつ、笑顔を心掛ける理由としては美容的な側面もある。

女性に生まれたからには、いつだってキレイで可愛くありたいのが女心だろう。それは恐らく、いくつになっても同じなのだ。むしろ、若さで誤魔化せなくなった分、衰えを感じる年齢になってからの方がその思いは強いかもしれない。

体型の変化や体力の衰えなど、いろいろと年齢を感じる部分はある。わたしの場合、自分自身の変化で顕著に衰えたなぁと思ったのは顔だった。一番多く目にするからかもしれないが、仕事が終わって帰宅する際、夜の車窓に映る自分の顔には心底ぞっとした。

疲れていて表情が死んでいるのはままあることだが、それよりも顔もたるみがここまで老けて見える原因になるとは知らなかった。目の下と頬、口周りのたるみを本気でヤバイと思った一瞬だ。

ふと、友達と久し振りに会って盛り上がった日、馬鹿笑いし過ぎて頬が痛くなったことを思い出した。年齢を重ねたこともあるが、わたしの場合、表情筋がかなり衰えているのではないだろうか。

つまり、表情筋を鍛えるために、笑顔を心掛けようと思ったわけだ。ちょっと検索すれば表情筋を鍛える顔面体操とかいろいろ出てくるが、それをやる気はあまりない。根気がなく面倒くさがりなので、1回やって終わる自信がある。もっと気軽にできることとして、笑顔を心掛けることにした。

 

自分の顔を知ることが大切。

化粧をしたり、お風呂に入ったり、トイレに行った際に鏡でチェックしたり、自分の顔を向き合う機会はとてもたくさんある。けれど、正面からしか見ないし、意識的に良い顔をしてしまうからか、あまり欠点を直視しなかったりもする。自分を誤魔化してしまっている気がするのだ。

まずは、たくさん自撮りをして自分の顔を客観視しようとしてみた。その結果、改めて突きつけられた自分の欠点の多さにちょっと凹んだりもした。それでも若さと引き換えに、楽観視と図太さというものを手に入れたので絶望はしない。世の中、見た目が全てではない。ないものを嘆くより、より良くするためにどうしたらいいかを考えるくらいには大人になったのだ。

まず、わたしは口が前に出て顎が後退したアデノイド顔貌だ。横顔がとても美しくない。子どものころから鼻炎持ちだったせいか、鼻呼吸が苦手で当たり前のように口呼吸で生きてきた。その結果、アデノイドになってしまったわけだ。

で、そのせいなのかどうなのかはわからないが、口元がすごく歪んでいる。左の頬はこけているが右側は少しふっくらしていて、真顔だとそれが目立つ。笑顔だと、両方とも口角が上がるので歪みが目立たない。

いろんな角度からの自撮りで多少は自分を見つめ直すことができた気はする。鼻呼吸を意識するようにもなったけれど、気になるのは無意識のときだ。ちょっと気を抜くと、すぐに口呼吸に戻ってぽかんと口が開き、たるみを加速させる間抜けな顔になってしまう。

無意識的な自分もチェックすべく、自分を動画撮影してみることにした。社内にひとりになる機会があった際に、自分の顔が映るようににスマホを設置して撮影してみた。

しばらくは撮影していることを意識してしまうので、無駄にカメラ目線で笑ってみたりする。段々と仕事に集中して撮影中だということを忘れていき、結果的に素の自分を見ることができた。

やっぱり、気を抜くと口周りの力が抜けて口が開き、とてもだらしのない顔になっている。そして、笑顔でいる方がまだ可愛く見えると思った。わたしもまだまだ捨てたもんじゃないんじゃない? もちろん、自分自身の顔のことなので多少は甘めに採点している。……多少というか大幅に。でも確かに、笑っている方が良い。

 

日常生活で気を付けようと思ったこと。

デスクの前に鏡を置くことにした。モニターから少し目線を下げると自分の顔が映る鏡がある。これで、できるだけマメに表情のチェックを行うことにした。口元が緩んでいないか、仕事に集中するあまり険しい顔になって眉間にしわが寄っていないか。それに加え、鏡に顔が映るか意識することで、デスクに向かう際の姿勢にも意識が向く。これはなかなか良い感じ。

だけど、別にわたしが思いついたのではなく、通っている歯医者の受付の女の子が鏡をセッティングしていたから真似しているだけなのだ。今どきの可愛い女の子にとっては当たり前のことなのかもしれない。

あとは、モニタの端っこで常に動画を再生するようになった。BGMは他で流れているので、無音で映像だけ流している。素敵な女性や女の子たちのMVを観て、美意識を高めているのだ。仕事中なのでずっと見ているわけではないが、ふとしたときに視界に入ると、自分の今の状態を気に掛けるきっかけになる。

表情豊かに歌い上げる姿や、カッコよく、時にかわいくダンスする姿、世界観を表現する衣装やセットが視界に入ると、可愛くキレイでありたいという女子力が磨かれる気がする。

仕事でイライラすることも多いけど、オフィスで周りに人がいないときなどはめっちゃ笑顔で仕事をすることにした。トイレに立った時には、鏡に向かってアイドルになった気分で笑顔でウィンクしてみたりもする。

表情筋を鍛えるためではあるけど、イライラや理不尽なことに負けないよう心を鍛えるためでもあるんだなぁと最近は思っている。笑顔を浮かべながらイライラするのは意外と難しいのだ。強くしなやかな大人の女性の美しさと可愛さを目指したい。それには、見た目だけじゃなく、ストレスや忙しさに負けない心の強さも必要なのだ。

笑う門には福来ると信じて、とりあえず笑っとこう。そうすればきっとどうにかなるし、表情豊かな方がきっと魅力的な人間でいられると思う。